あたりまえの人生
あたりまえの人生を歩きたかった。 さも当然であるかのように あたりまえの人生を歩きたかった。 僕は、子供の運動会に行く。 PTAの100メートル走に出る。 でも、若いお父さんに負けてしまう。 昼に、おにぎりを食べているとき子供に 「お父さん、頑張ったね。」と誉めてもらう。 僕は、「お前も、たとえ負けてもいいから 精一杯、頑張るんだぞ!」と言ってやる。 そして、頭を、撫でてやる。 横で、妻が、楽しそうに眺めている。 そんな、あたりまえの人生を・・・。