妹の結婚式


2003年10月12日(日曜日)、 大阪で妹の結婚式が行われた。
妹と言っても、僕には4人妹がいる。
その2番目の妹だ。
歳は、4歳離れているので、現在37歳だ。
旦那さんは、6歳年下の31歳だ。
3月に入籍をして、もう大阪で一緒に住んでいるのだが式をあげることになったらしい。

朝、6時前。緊張のため殆ど寝られずに起床。
(僕が緊張する必要は無いのだが。)
7時に親戚のオバチャンを車で迎えに行き、津名港ターミナルへ。
大阪行きのバスが着くと、既に洲本から乗っている親父、お袋、3番目と4番目の妹が
笑いながら、車内から見ていた。
JR大阪駅前にバスは着き、そこから会場である新大阪にある結婚式場までタクシーで。
一階の喫茶店で時間を潰していると大阪の親戚のオッチャン、オバチャン、
尼崎に住んでいる1番目の妹が到着。
お袋は、4番目の妹に付き添われ着物の着付けに。
ロビーで受付が始まり、記帳を済ませ、トイレに行って戻ると、皆、喫茶店から居なくなっていた。
4階の親族控え室に行くと、ウエディングドレス姿の妹と皆が集まっていた。
部屋に入ると親父が「ワシの娘じゃ!」と目頭を押さえているところだった。
(何か感動的場面を見逃したような・・・。)

それから、旦那さんの親族の部屋に行き、親族の顔合わせ。
花嫁と親父は、入場のリハーサルへ。
我々は、時間を潰し、10時半に地下1階の教会風の会場へ。
荘厳な音楽が流れ、旦那さんの入場、続いて親父と腕を組んで妹の入場。
いきなり家族全員、ウルウル状態だ。
挙式が終わるとスタジオでお互いの親族と記念写真。

11時半から披露宴へ。
出席者75人。こりゃー、ハデハデやで。
会場のライトが消え、レーザー光線が飛び交う中、天井の大きな花の形をしたシャンデリアが
輝きながら開く。
そして、スポットライトが当たり、新郎新婦の入場だ。
式は、新郎の上司や友人達の贈る言葉や歌、ケーキカットで進む。
お色直しで退場すると、二人のスライドショーが。
若い親父とお袋に抱かれた写真や僕の知らない会社での写真。
最後は、お決まりの婚前旅行の写真の数々。

新郎新婦が再び会場に戻り、キャンドルサービス。
それから旦那さんの友人達の悪ノリゲーム。
新婦の後ろに新郎を入れて5人が立ち、プラカードを上げ、それぞれ似た言葉を叫び
何を言っているのか答える。
外れると新郎新婦がキスをするというものだ。
最後のゲームでは、外れたら新郎は自分の母親、新婦は、自分の父親の
ほっぺたにキスをするというもので、見ているこっちまで照れる。
(全問、不正解だった。)

新婦から両親への手紙朗読。
もっと泣かせにかからんかい!と思うほど、あっさりしていた。
(妹や親戚は泣いていたけど。)
新郎のお父さんの挨拶で式は無事終了。
僕は、久しぶりに酒を飲み、フラフラ状態、顔真っ赤状態だったが。

外で記念品を渡され、新郎新婦と話す。
新しい弟には、「妹を御願いします。」
妹には、「ええ式やったな。」と話す。

考えてみると自分の妹ながら凄いと思った。
僕と直ぐ下の妹は、高校を出ると家を出たので、実質的には長女みたいになり
まだ小さかった3番目と4番目の妹の世話をしてきた。
それから淡路島の高校を出ただけで大阪の一流企業に入り、主任にまでなり
大学の工学部を出ている6歳下の旦那さんと結婚し、こんな豪華な結婚式をあげた。
スゲーぞ、妹!
親族控え室で親父が言っていたのと同じ言葉が思い浮かんだ。
「ワシの妹じゃ!」



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