dat 1st Live Tour 2003


2002年8月7日、朝の関西ローカル番組で、day after tomorrowという
新人のバンドが紹介された。
その日発売のミニアルバム全曲にタイアップが付くという前代未聞のデビューだった。
流されたのは、デビュー曲の『faraway』だった。
ヘソ出しルックで楽しそうに歌うmisonoちゃんの可愛さにノックアウトされ、
以後、アルバム、シングル、DVDは、発売されると購入するようになった。

2003年3月26日、
day after tomorrowの1stフルアルバム『elements』が発売された。
これは、通常版の他に、DVD、またはCDが特典に付く3種類同時発売だった。
僕は、DVD版を予約して買った。(すぐ後で、CD版も買った。)
それに、ファーストコンサートのチケット先行予約の応募券が同封されていた。
2003年5月11日(日)、場所、ON AIR OSAKA、
開場17:00 開演18:00。
日曜日か・・・、行けるやんか!
早速、ハガキを出し応募。程なく当選を知らせるハガキが届き、即、チケット代+送料、
計4,800円を振り込む。。
でも、ON AIR OSAKAって何処にあるねん?
ネットで調べて地図を見つけるが、イマイチ、ピンと来ない。
楽しさ半分、不安も半分・・・。

そして、5月11日。
慌てることも無かろうと、昼過ぎにノンビリ家を出る。
ここ何日か、夏のような陽気だったので、半袖を着て出るが外は雨。寒っ!
JR大阪駅に着いた。皆、長袖やんか!
今更、着替えに帰れない。
まず、大阪中央郵便局方面に出る。そして、毎日新聞社を探す。
おっと、駅前にSofmap発見!
まだ時間は有るので、店内を彷徨き、ゲーム等を買う。
さて、目印の毎日新聞社を探すが、見つからない!
ON AIR OSAKAは、スノークリスタルビルの地下1階らしいけど、何処に有るんや?
雨の中、一人、迷子の子猫の様に彷徨う。
誰かに尋ねようかと思った時、目の前に毎日新聞社が現れた!
後は、直ぐにON AIR OSAKAに辿り着いた。

まずは、ひと休み。
スノークリスタルビルの入り口で、ヤンキー座りをしてタバコを一服。
目の前を「ここの地下や言うとったな!」と言いつつ猛スピードで駆け抜ける中年夫婦。
あの人達もdatのファンなのだろうか?

時間は、17:30ぐらいになり、さて行こうかと地下に降りると凄い混雑!
「整理番号7組台の人〜!」と係員が叫んでいる。
僕は、3組51番なのだ。
大急ぎで入場。入り口で、ドリンク代500円、強制的に取られる。

ロビーでdatのCDやDVDが販売されていて、購入するとポスターが貰えるらしい。
『elements』の通常版を購入して、ポスターゲット。

まあ、落ち着いてドリンク(カルピス)を飲みつつ、また一服。
そろそろホールに入るかとノンビリ入場してビックリ!
前3分の1は既にギューギュー詰めになっていたのだ。
ライブハウスだったのだ!立ち見なのだ!僕は、基本的なことを忘れていたのだ!
まずは、場所の確保が大事だったのだ!
案の定、何も見えない。いきなり、トホホ・・・。

コンサートは、30分遅れて始まった。
人の頭の上に、時々、mosonoちゃんの丸い顔が鬼太郎の親父の様に
ピョコピョコ見えるだけ。
(misonoちゃんは、身長153p。)
「今日の衣装、自分で考えたんだよぉ!」とか言ってるが、見えね〜よ!
メンバーの家族も見に来ているらしい。
(あの地下へ駆けていった中年夫婦か?)
後半、アンコール・・・、ホールは、盛り上がった。
misonoちゃんも、ここで手を振れみたいなアクションをしているらしい。
こちとら、手も挙げられないくらいギューギュー詰めやわ、何も見えないわで
変な疎外感を感じるだけなのだ。

終了したのは20:15。
前の連中が帰るために押し寄せてきた。
人混みを避けて出口の横に立ってると、あの中年夫婦が子供連れで出て来て
僕の側に立った。
近くで顔を見てピンと来た。
ギターの北野正人(大阪出身)のファミリーだったのだ。
係員に「今日は、ありがとうございました!」と礼を言っている。
僕も家族の一員みたいな位置に立っていたので気恥ずかしくなり外に出た。
コンサートの最中は、暑かったけど、やっぱり半袖は寒い。

さて、datのコンサート・・・。
ここまで書くと行って後悔したみたいだけど、僕は、大満足だったのだ。
いつもCDで聴いていた曲が生で聴けた。
(特に聴きたいと思っていた『My faith』は、アンコール曲だった。)
実質的にdat単独の初めてのライブ。(17日は、東京、6月1日は、名古屋の計3回。)
MCも、わざと前もって考えなかったらしく、まとまりが無かった。
最後の方では、misonoちゃん、高い声が出なくなっていた。
まだまだ、datは未熟なのだ。
ただし、そんなdatを見れるのは今だけだ。
なぜなら、datは日々成長するバンドだからだ。
今日出来なくても、明日・・・、
明日出来なくても、明後日(day after tomorrow)。

それを見守るのが、僕のささやかな楽しみのひとつなのだ。



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